X JAPAN再結成

X JAPANは、1989年にXとしてメジャーデビューし、1997年に解散するまで日本を代表するロックバンドであり、解散後も伝説的バンドとして知られています。
インディーズ時代から問題のあるバンドとして有名で、メジャーデビュー後もCDのリリースがなかなか行われなかったり、ライブが中止や延期になることもしばしばで、何かと注目を集めていました。
その奇抜なスタイルや傍若無人に見える振る舞いによるインパクトもさることながら、その楽曲のよさには定評があり、それも注目を集めた一因です。
1997年に音楽性や方向性の違いを理由にTOSHIが脱退し、後任のボーカルを見つけることができずにX JAPANは解散を決意します。
その後2000年の再結成を目標に個々にソロ活動をしていたX JAPANですが、1998年にHIDEが急逝し、再結成は叶わぬ夢となりました。
しかしファンの要望は消えることはなく、X JAPANを伝説のバンドとする一方で、再結成を求める声は消えませんでした。
それからYOSHIKIがメディアを通じてメンバーへの謝罪とも取れるような発言をしたり、具体的に再結成に向けて話し合いがされていると言う報道があり、再結成の可能性は濃厚になってきます。
2007年にかこのアルバムのリマスターが発売され、新曲のプロモーションビデオの公開撮影を行ったりと、準備を進めて行きます。
HIDEの場所には空席のままマイクスタンドとギターが設置されたり、HIDEの等身大の人形が用意されたりと、HIDEを含めた5人揃ってこそのX JAPANだと言うことを強くアピールした撮影でもありました。
2008年3月には、ファンにとって待ちに待った復活ライブが行われ、HIDEをCGで登場させるなど、5人の結束を改めて見せ付けられた結果となりました。

YOSHIKIとHIDE

X JAPANのライブと言えば、急な楽曲変更や長時間に及ぶ開演待ちはつきものです。
2008年の3月にファン待望の復活ライブが行われましたが、このときは何と2時間以上の待ち時間が出ました。
後から発表されたYOSHIKIのコメントによると、HIDEを3D映像で登場させようとして機材のトラブルに合ったための遅れだと言うことです。
この復活ライブでも、HIDEのポジションは確立されてきて、最初から5人での復活ライブであることが強調され続けていました。
ライブ中には、元LUNA SEAのSUGIZOがHIDEのパートを演奏し、特殊映像のHIDEが登場しました。
この復活ライブは3日間にわたって行われ、1日目が「破壊の夜」、2日目は「無謀な夜」、そして3日目は「創造の夜」と言うタイトルが付けられました。
「破壊の夜」では開始時間が大幅に遅れた上に曲順が大幅に変更されたり、途中でYOSHIKIが倒れてライブが半ば強制修了になるなど、トラブルが絶えませんでしたが、「無謀な夜」「創造の夜」ではほぼ予定通りに始まり、変わらないファンの声援を受けました。
以前からX JAPANのファンは熱狂的で有名でしたが、今回は特に待ち焦がれた復活のライブということもあり、グッズ売り場には超だの列ができ、チケットを持たないファンも会場の外に多く詰めかける事態になりました。

TOSHI復活

X JAPANが伝説のバンドと言われるようになったのは、皮肉にもHIDEの死後です。
精力的にソロ活動をしていた矢先の急逝は、メンバーやファン、関係者たちに衝撃を与えました。
HIDEの死をもって、X JAPANの復活は不可能なものとされ、「もう二度と見られない伝説のバンド」となったのです。
高校のときの同級生で、ずっと親交のあったYOSHIKIとTOSHIがすれ違い、バンドが解散するとなったときにも、ファンに対するけじめとしてライブを行うようにメンバーを説得したのもHIDEで、メンバーにとってHIDEの存在がいかに大きかったのかをうかがわせます。
1997年12月31日に東京ドームで解散コンサートが行われ、その後出演した紅白歌合戦をもって幕引きとなったX JAPANですが、その解散ライブではYOSHIKIとTOSHIが互いに抱き合ったり、HIDEが少し涙ぐんでいたように見えたのが印象的でした。
HIDEの死によるダメージが大きかったのか、YOSHIKIはその後日本で表立った音楽活動を行わなくなり、アメリカでも10年近い歳月と数億とも言われる予算を費やしながらも正式発表された音源は1曲だけでした。
HIDEの死から10年になる2008年、思い出の東京ドームでのライブは、メンバーにとっては一般人には想像もつかないような思いがあったことでしょう。

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